静 岡 名 木 巡 り 16/04/16
安嶋編集長 日本の名木の発見・育成・保護に公的に関わっているお方の案内で、 静岡県の名木巡り。 三保の松原ー六所浅間神社の樟ー上条のヤマザクラー狩宿の下馬桜ー 妙松の夫婦桜ー但沼神社のクスを巡る。 上条の桜は接近不可で遥かに望み、写真撮影無理。 妙松寺も夫婦の桜も生気なく、間に雑居物あり、撮影断念。 ただ、曇天ながら徐々に爽やかな天空に変化し、 富士の霊峰が! やはり、名峰は神々しい。 「狩宿の下馬桜」は、ここで、1193年、頼朝が富士の裾野で狩りをしたとき、 馬を繋ぎ止めたのがこの桜とか。Wikipediaに拠れば、 静岡県富士宮市にある日本最古級のヤマザクラで、 国の特別天然記念物であり、日本五大桜の1つ。 樹齢は800年を越え、かつては樹高35m、幹囲り8.5mの巨木であった。 幕府第15代征夷大将軍である徳川慶喜はこの桜についての歌を詠んでいる。 あわれその駒のみならず見る人の心をつなぐ山桜かな 真情吐露なら、幕末の激動の時代を乗り切るには、ムリ。 以前からも思っていたことであるが、慶喜公について知るにつれ、 作家の川端康成が徳川将軍になったようなもので、ここに、江戸幕府の悲劇がある。 吉井 |
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